戦後80年企画[沖縄の生活史~語り、聞く戦世] 貴重な生の証言 後世に 聞き手募集 沖縄タイムス社
- sekaibanheiwanoish
- 3月1日
- 読了時間: 2分
一般から募集した「聞き手」が家族や知人から「語り手」を選び、戦争体験を含む生活史を聞き取る。
『世界版「平和の礎」を提案する会』共同代表でもある石原昌家・沖国大名誉教授が生活史の聞き取りに関する心構えなどについて沖縄タイムス社の取材で語った内容についてご紹介する。

(以下、沖縄タイムス2025年2月28日の記事から抜粋)
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戦争を思い出し、語ってもらう。語り手にとってつらいことだと思う。大切なのは聞き取りの意味と意義を誠実に説明し、信頼関係を城、相手のペースに合わせると同時に「あなたの体験を知りたい」という強い関心を持つことだ。
私の指導した学生の中で祖父母と2~3時間向き合い、体験を聞くことで関係性が変化し、絆が強まったエピソードをよく聞く。
体験者も高齢化している。これまで語ったことのない記憶をたどる作業になるかもしれない。語ってきたことでもじっくりと聞き、全体像が明らかになるかもしれない。
聞き手の問題意識によって、語り手が「ああ、そうだった」「そういえば」と気付くこともある。質問を重ねることで語り手の記憶がよみがえることもある。
百人百様の人生を聞くに当たって、普段の会話の延長のように聞き上手を意識してほしい。
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沖縄タイムス社では来月3月10日まで[沖縄の生活史~語り、聞く戦世]の「聞き手」の募集を受け付けている。
「聞き手」が身近な人から「語り手」を選び、生い立ちや戦争体験、戦後の暮らしぶりなどを聞き、その言葉を記録する企画です。
戦争体験者が高齢化する中、一人でも多くの体験を残したいと考え、3月に説明会と研修会を開き、聞き取りを始め、新聞掲載を目指されています。
QRコードから専用フォームでの申し込み、又はメールで①名前②年齢③住所④メールアドレス⑤電話番号⑥略歴⑦「誰の生活史を聞くか」を記入し送信します。
メールアドレス:life@okinawatimes.co.jp

事務局K
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