「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」2026 / SNSを通じた大学生による記憶の継承への取り組み
- 世界版「平和の礎」事務局

- 6月24日
- 読了時間: 5分
更新日:7月15日
今年で5周年を迎えた「名前を読み上げる集い」。台風の影響によりオープニングセレモニーが中止になるなど困難を乗り越え、令和8年度新規追加刻銘者を含む24万2662名のお名前を読み上げることができました。
当日いただいたプレスリリースによると、今年の参加者数は6,161名、申込件数は全体で332件となりました。内訳は、学校63件(県内54校、県外9校)、個人126件、団体105件、地域31件、企業1件、青年会6件とのことです。
(以下、報道関係者に配布されたプレスリリースより抜粋させていただきます)
【参考:過去の参加者実績】
2022年:1,549名
2023年:3,882名
2024年:5,800名
2025年:5,810名
2026年:6,161名
過去4年間の累計:17,041名
5年間の累計:23,202名
20カ国・地域から参加 5年間では36カ国・地域に広がる
来年は、世界のウチナーンチュとも連携拡大
海外からのオンライン参加に加え、国内在住の海外出身参加者の国籍国も含めると、今年は21カ国・地域からの参加となりました。5年間で参加があった国・地域は、36カ国・地域に広がっています。
今年の参加国・地域は以下のとおりです。
※国内在住の海外出身参加者の国籍国も含む★マークは海外現地からオンライン参加。
アジア・オセアニア:中国、★台湾、★韓国、モンゴル、スリランカ、インドネシア、東ティモール、★オーストラリア、パプアニューギニア 欧州:イギリス、スペイン アフリカ:ブルキナファソ、リベリア 北中米・カリブ:★アメリカ、★キューバ 南米:★ブラジル、★ボリビア、★ペルー、★アルゼンチン 中東:イラン、レバノン
昨年は台湾の番組(鑑新聞)でも読み上げの様子が報道され、今年は韓国の番組(MBCニュース)からもインタビューを受けるなど、沖縄発の平和の取り組みとして海外メディアからの関心も寄せられています。
(ご参考)
今年の主な特徴
1. 台風による中止を乗り越え、オンラインで開催継続
第一に、台風によるオープニングセレモニー中止を乗り越え、オンラインを活用しながら開催を継続したことです。今年は、在日イラン人団体ともつながり、イランをめぐる軍事的緊張が高まる中で、沖縄から不戦と平和を訴えました。
2. 開始から5周年、累計参加者は延べ23,202名に
第二に、2022年の開始から5周年を迎え、累計参加者が延べ23,202名に達したことです。戦没者一人ひとりの名前を読み上げる取り組みが、学校、地域、団体、個人、海外参加者へと広がり続けています。
また、今年の参加者数6,1616名は、これまでで最高記録となりました。
3. 広島・長崎・神戸へ広がる「名前を読み上げる」平和連携
第三に、広島・長崎・神戸との平和連携が進んだことです。広島では昨年、平和記念公園内の原爆供養塔において、原爆死没者の名前読み上げが初めて行われ、今年も開催が予定されています。また、神戸では今年、神戸大空襲の犠牲者の名前読み上げが初めて行われました。沖縄から始まった名前を読み上げる平和発信が、地域を越えて広がる成果となっています。
4. 海外20カ国・地域から参加、世界のウチナーンチュとの連携へ
第四に、海外20カ国・地域から参加があったことです。海外からのオンライン参加に加え、国内在住の海外出身参加者の国籍国も含め、今年は20カ国・地域に広がりました。県内からはJICA研修員、OIST関係者、在住外国人が参加し、またブラジル、ボリビア、ペルー、アルゼンチン、キューバ、アメリカ、オーストラリアなどの海外県系人も各国からオンラインで参加しました。来年は世界のウチナーンチュ大会も予定されており、来年の読み上げでは、海外県系人とともに「沖縄の平和を希求する心」を発信していく契機としていきたいです。
5. 次世代「平和の礎」メッセンジャー32名を育成
第五に、次世代「平和の礎」メッセンジャーの育成に取り組んだことです。県内の高校生・大学生32名が、「平和の礎」を活用した平和学習を自ら考案・実践しました。最終日には、2026年に新たに刻銘された95名の名前の読み上げも担い、若い世代による記憶継承の一歩となりました。
6. 文化継承、今年のテーマは「エイサー」
第六に、今年のテーマとして、沖縄の伝統芸能「エイサー」に焦点を当てたことです。エイサーは、先祖の魂を迎え、送り、称える踊りであり、あの世と現世をつなぐ文化でもあります。沖縄戦の傷跡の中から立ち上がり、受け継がれてきた沖縄文化の力を、いま青年たちがどのように受け止めているのか。今年は読み上げを通じて、ともに考える機会を設けました。青年会からは「平和を考えながらエイサーを踊りたい」という声が寄せられ、ある若者は「エイサーを受け継ぐ私たちだからこそ、平和への想いを届けたい」と語っています。エイサーは来年度もテーマとして取り組む予定です。
7. 県内全域に広がる後援体制
今年は、市町村または教育委員会のいずれかから後援を得る形で、県内全41市町村域を網羅しました。学校、地域、自治体と連携しながら、県民全体で戦没者を追悼し、平和の記憶を継承する取り組みへと広がっています。
クロージングセレモニーの様子は、こちらからご覧になれます。
https://youtube.com/live/pi-rUE2Zxnk (冒頭15分は琉球バイオリンの演奏になります)
(以上、抜粋)
読み上げリレーの最終日6月23日に開催された平和祈念公園内での読み上げる集いの様子を琉球新報が報じてくれています。

以前紹介した「「平和の礎30周年記念シンポジウム」」でも高校生や大学生世代からの視点、提案がとても印象的でした。平和を守るために、平和をつくりあげるには、どうすればよいのか。
関連してご紹介したいのが、沖縄の文化や社会課題をSNSで発信する大学生コミュニティ「Sustainable Okinawa(SO)」の取り組みです。
沖縄県民であれば、6/23が何の日か知らない人はいないのでは、と思うのですが、県外の方の認知は4人に3人だそうです。かくいう移住者の私も沖縄に移住するまで知りませんでした。
美しい写真や工夫を凝らしたデザイン、イラストにメッセージを添えて発信された投稿は4万いいね、1万件ちかいシェアがされています。
▼「Sustainable Okinawa(SO)」インスタグラムアカウント
琉球新報 2026.06.24 掲載記事 引用抜粋

高校生、大学生、20-30代のうちなーんちゅの皆さんの平和の想い、引き続き注目していきたいと思います。
事務局



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