
世界版「平和の礎」の概要について
【1. 世界版「平和の礎」とは?】
世界版「平和の礎」とは沖縄県糸満市摩文仁の「平和の礎(イシジ)」をモデルにしたインターネット上に創設する世界版の「平和の礎」のことをいいます。
摩文仁にある「平和の礎」には沖縄戦における全戦没者20万人余と他の戦場での沖縄出身戦没者を加えた24万人余の氏名が国籍や軍人・民間人の区別なく、等しく戦没者として刻銘・追悼されています。
それは国家・ナショナリズムによる分断を超え、戦争と核兵器の廃絶・恒久平和の創造に向かう世界のピープル・人類にとっての大きな大きな一歩です。沖縄戦における大きすぎる犠牲と再びの犠牲を拒絶する沖縄の人々が踏み出した切実にして偉大な平和創造への一歩でしょう。その一歩の先に世界版「平和の礎」があります。次の一歩を踏み出しましょう。
【2. 世界版「平和の礎」イメージのあらまし】
沖縄の平和の礎は平和祈念資料館とセットになってその意味を強め合っています。世界版「平和の礎」もそれに倣います。世界版「平和の礎」は物理的実体としてではなく、インターネット上に建設されます。それは主として戦争犠牲者の名前の記録刻銘の作業です。平和創造のために為されねばならない第一課題です。
第一次大戦以来の全世界・全戦没者(一億一千万人超)の名前を各国別に平和の礎方式で記録刻銘します。
その記録・刻銘は全世界の戦没者遺族・市民・自治体・国家・国連の共同作業によってなされます。
沖縄の分は沖縄が、広島の分は広島が、各国が各国の自治体によって記録刻銘します。
わたしたちはそれを全世界に提案します。そして、沖縄県知事、日本国首相、国連事務総長に主導的共同提案主体になるよう要請します。
その場所は下記の「世界版「平和の礎」・外観全体像スケッチ画」におけるオリーブの葉一枚一枚です。一枚につきおよそ430万人が刻銘されます。各国別に戦没者最大推定数の「座席」が割り当てられます。刻銘を「着席」と考えます。ここを第一パートとします。
世界版「平和の礎」全体像の草案
平和祈念資料館に相当する、第二、第三、第四パートが上記スケッチ画におけるエントランス、広場正面の三つの建物に設けられます。
第二パートは戦争負傷者・被害者・難民などの名前の記録登録と証言の場です。(注:3)
第三パートは戦争と平和創造の人類の努力の歴史・記録・映像・著作などへのリンクを紹介する学びと希望の場です。(注:4)
第四パートは平和希求の個人・団体・自治体の名前の登録とアピールの交流と連帯の場です。(注:5)
【3. 世界版「平和の礎」・建設提案の趣旨】
20世紀・21世紀の全戦没者(一億一千万人超)の名前を全世界の市民・自治体・国家の共同作業で記録刻銘するプロジェクトを通じて戦争の惨害のとてつもない大きさを目に見える形にします。(可視化)
そのことを通じて若い世代が戦争の惨害と平和希求のこころを継承する無数のチャンスをつくります。(継承)
建設の共同作業を通じて、戦争と核兵器の廃絶・世界恒久平和創造に向かう世界の市民・自治体・国家の絆をつくります。(絆)
すべての国連加盟国、とりわけ諸大国に「戦争の惨害から将来の世代を救う」という国連憲章前文の原点・理想を思い起こし,追求し、実現することを求めます。(原点回帰)
東アジアの軍事的緊張の激化に対抗し、平和希求のピープルの声を拡大することを目指します。沖縄は命どぅ宝のクガニクトゥバ(金言)をかかげます。(平和希求の拡大)(注:6)
戦争と核兵器の廃絶、恒久平和創造の活動は地球規模の課題です。環境破壊と気候変動、格差と貧困、差別と抑圧、ウィルスとの闘い、持続可能な生産と生活様式の創造などなども地球規模の諸問題です。
戦争と核兵器の廃絶を主張することは喫緊の他の地球規模の課題に集中することに貢献できます。
対立より協調に力を注ぐべき時、戦争どころではないでしょう、との声を高めなければならないでしょう。(対立より協調)
